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コラム
 
 目には見えない大切なもの
    勝川ファミリークリニック
伴 彰子氏

 暑さも本番を迎えました。私たちのクリニックも当クリニックも昨年12月20日に開院いたしましてから、早いもので7ヶ月が過ぎました。オープンしましてから、今日までの間に多くの方々との出会いがありました。人と触れ合うことの喜びを教えていただいた7ヶ月間でもありました。こんにちは、ありがとう、さようならというありふれた挨拶でも心をこめれば、そこに人と人のつながりが生まれます。クリニックの待合室で、診察室でさまざまな言葉を交わすことによって、新しい出会いが生まれました。

 ある日の当クリニック待合室。予防接種を受けにお母さんに手をひかれ不安いっぱいな気持ちでクリニックに一歩を踏み入れ、見慣れぬ診察室・看護師・医者にとまどいを隠せない様子の○○ちゃん。そして、そして、予定通り、やっぱり痛い注射に本人は大泣き・・・。でも、なぜか、帰るころには涙のたまった顔に笑顔が戻っているのです。笑顔で、バイバイと手を振ってくれるのです。子どもは本当に正直です。全てを感じ取っています。ここは、決してこわいところではないと、心で感じ取ってくれているのでしょう。精一杯の笑顔で手を振ってくれるのです。その笑顔は私にとって、大きな喜びです。

 子どもを抱っこし、子どもに触れ、笑顔を見ることによって私達は癒されます。なぜかしら、うれしさを感じます。そして、そこには笑顔が生まれ、一つのつながりができます。その喜びを子どもたちは心で感じ取り、再び笑顔という形で私達に返してくれます。笑顔がめぐり、めぐるわけです。思いっきり、だっこし、抱きしめ、ほほえみかけることによって、子どもたちは目に見えぬ愛を心で感じ、小さな体の中に愛をいっぱい、いっぱいためていくのではないでしょうか。無条件にいっぱい抱っこし、触れ、微笑みかけましょう。

子ども達は目には見えない愛を感じ、心のやすらぎを感じることでしょう。そして、後になって、困難に出会うとき、その小さな愛、安らぎが大きな勇気、自信となることでしょう。目に見えるものではないけれど、子どもたちの心の中に積もった愛は積もり積もって、安心となります。

 そして、子ども達に毎日の生活の中で人と人とのつながりの大切さ、すばらしさを感じてもらいたいと思います。教えるという行為を行わなくても、お母さん、お父さんが人との関わりを大切にしていれば、子ども達には伝わるはずです。人と人とのつながりの大切さを知ったとき、きっと人にやさしい思いやりのある人となっているでしょう。
 お母さん笑って!! 
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